リーダーシップに必要な相手に合わせたコミュニケーション能力

リーダーシップ育成センター

相手の目線に合わせるコミュニケーション

相手の目線に合わせるコミュニケーション

人を動かすもの

リーダーとは人を動かして、何事かを成さしめして、組織としての成功を導くものです。決してリーダー一人がすべてを担うのではなく、方向性を指し示したり決断を下すことはあっても、具体的な物事の処理は人に任せることになります。しかし人は往々にして自分の立場から物事を捉えるため、リーダーとしての大局観とはそぐわないものの見方をする場合が多々あります。そのような時に、リーダーとしての立場からの見方をいくら強要してみても、中々うまく行きません。お互いにお互いの立場を尊重して、物事をお互いにとってより良い方向に進めるためには、ひと手間を掛ける必要があるのです。
また、リーダーにとって、判断の基礎となる情報が正しいことは大前提であり、それが崩れれば致命傷になりかねません。しかしその一方で組織は、都合の悪い情報を上に伝えようとしないという傾向があります。リーダーにとって悪い情報を掴むことは、良い情報を掴むこと以上に大切なことなのです。そのためリーダーは、悪い情報も上に伝えるよう人を動かす必要があります。

相手の立場に立つ

物事は立場によって異なって見えるということを理解して、まずは相手の立場に立って考える習慣を身に付けましょう。特に意見が真っ向から対立している関係では、中々相手の考えを受け入れられないものです。しかし相手の立場に立てば、自分の立場からはうかがい知れない隠れた事情が浮かび上がってくるかもしれません。ここで何であれリーダーの言うことなすことに反対するという相手の場合には、そもそもリーダーや組織といったお話以前に、相手が何らかの全く関係の無い事情から不満や苛立ちを抱えているという可能性があります。人は話している相手が不満そうだったり話を聞いていなかったりすると、自分が原因ではないかと考えてしまいがちですが、当の相手にとっては虫の居所が悪いだけかもしれないのです。
また、話の伝え方が間違っている場合もあります。リーダーであると気負っていると、相手にとって威圧的に構えてしまったり、攻撃しているような口ぶりになっていても、自分では気が付かないことがあります。自分では相手の話を充分聞いているつもりでも、考えている以上に自分の方が話をまくし立てていて、相手を聞き役に追いやっているということはよくあることなのです。
その一方で黙って聞いている相手が、すべて理解して分かってくれているものと安心していると、手痛いしっぺ返しを食らうこともあります。人にとって話を聞くということは話し手の想像以上に苦痛なものであり、興味の無い話であればじきに意識は遠のいてしまって、上の空になるものです。ビジョンを伝える場合にも、具体的な指示を与える場合にも、自分が一方的に喋って満足するのではなく、常に相手の反応を引き出して、お互いに確認し合うことが大切です。

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